建設業の案件管理をホワイトボードから変える|失敗しない3段階
建設業の案件管理をホワイトボードで続けるべきか、システムへ変えるべきか。結論から言えば、ホワイトボード自体が悪いわけではありません。
問題は、事務所に戻らないと確認できないこと、変更履歴が残らないこと、職人・車両・協力会社の重複を自動で見つけられないことです。失敗しにくいデジタル化の進め方を3段階で説明します。
第1段階:今のホワイトボードをそのまま写す
最初から項目を増やしたり、業務の順番を変えたりすると、現場は使わなくなります。
まずは現在の行と列、色分け、マグネットの意味を書き出します。現場名、日付、人数、担当者、車両など、毎日見ている情報だけをデジタル上に再現します。
この段階の目的は高機能化ではなく、事務所以外からも同じ予定を見られる状態にすることです。
第2段階:重複と未確定を見つけられるようにする
次に、人が目で探していたミスを仕組みで見つけます。
- 同じ職人が同じ日に二つの現場へ入っている
- 同じ車両を複数現場で使う予定になっている
- 必要人数に対して配置が足りない
- 協力会社から返事が来ていない
重複は赤、未回答は黄など、現場で普段使っている感覚に近い表示にします。
第3段階:予定を請求や原価へつなげる
予定表が定着してから、見積、日報、請求、原価へ広げます。
誰がどの現場へ行ったかが残れば、出面や外注費の確認がしやすくなります。ただし、最初からすべてをつなげると入力項目が増え、予定表すら使われなくなることがあります。
「見るだけで役立つ」状態を先に作り、その後に入力を増やすのが安全です。
システム導入を検討する目安
次のうち二つ以上が当てはまる場合は、ホワイトボードの見直し時期です。
- 予定確認の電話が毎日ある
- 社長か事務員しか全体を把握していない
- ダブルブッキングが起きたことがある
- 変更前の予定が現場へ伝わる
- 月末に出面を確認し直している
よくある質問
Q. Excelへの置き換えでもデジタル化になりますか?
A. なります。ただし、複数人が別ファイルを持つと最新版が分からなくなるため、保存場所と更新者を決める必要があります。
Q. 職人がパソコンを使えなくても導入できますか?
A. 閲覧だけならスマートフォンから見られる形にできます。全員へ複雑な入力を求めない設計が重要です。
Q. 既製品と個別開発はどちらがよいですか?
A. 業務が一般的な形なら既製品が向いています。独自の手配方法や不要な機能が多い場合は、小さな個別試作が選択肢になります。
五月雨では、今のホワイトボードを見ながら必要な部分だけ試作します。考え方は建設業の動態表・案件管理を見える化でも紹介しています。
初回相談は無料です。お問い合わせ内容に「ホワイトボード」とご記入ください。
