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業務改善

2026/05/23

ダッシュボード化が失敗する理由(当事者意識編)4/6編

IT導入・経営企画の皆さん。こんなことありませんか?

BIツール(Tableau、Power BI)を導入した。ダッシュボードも作った。きれいなグラフも並んでる。

なのに、誰も見ない。作った本人と経営層は見るけど、現場は…使ってない。

実は、これはダッシュボードを「作る側の都合」で設計したからかもしれません。

「作った人しか見ない」の法則

製造業のKPI管理を支援していた時のこと。

本社の経営企画が、ダッシュボードを作りました。

生産効率、品質不良率、納期達成率…現場に必要なKPI、全部。きれいです。デザイン良好。

路面、現場は見ない。理由を聞くと、

「あのダッシュボード、見方がわからない」

「何が自分たちと関係あるのか、わかりにくい」

「そもそも、パスワード忘れた」

つまり、本社が「見てほしい情報」と「現場が見たい情報」がズレていた。

本来見るべき人が、作るべき

ここで大事な気づきが。

「使われるダッシュボード」は、見るべき人が自分で作ってる。

製造現場のリーダーが「うちの班の生産効率、毎日見たい」って作ったダッシュボードは、毎日見られます。

本社が「全工場の効率を一覧で」って作ったダッシュボードは、本社だけで見られて終わり。

差は何か。「見たい側が作ったか、作らせた側が作ったか」の違い。

DATA Saber での「使われるViz」

ダッシュボード作成で学んだ大事なルール。

「ユーザーは、自分で作ったビジュアル化は見る。作ってもらったものは見ない」

なぜなら、自分で作る過程で、「何が大事か」を理解するから。

DATA Saberが何より大切にしているのは、単に技術者を育てることではなく、「データを使って周りの人を巻き込み、組織を動かすリーダー」を拡大することです。だからこそ、「作ってあげる」という傲慢さを捨てなければなりません。

本社が作ったダッシュボードは、現場には「情報」でしかない。でも、現場リーダーが自分で作ったら、「これが出たから、この対策する」って、アクションになる。

一般化してみると

営業管理システム、品質管理のKPI、顧客分析…どれも、同じ。

「導入しました」「ダッシュボード作りました」で終わるのは、提供側の都合。使う側が「欲しい」「必要」って思わないと、ツールは埃かぶります。

だから、実装の正解は、こう。

  1. 見るべき人(現場)と一緒にダッシュボードを作る

  2. 見たい指標、見たい粒度を聞く

  3. 現場が操作できるレベルで自分たちで更新できる設計にする

「作ってあげる」じゃなく、「一緒に作る」。その過程で、現場もツールも活きる。

締め

「作る」より「使われる」が重要。

ダッシュボード導入が失敗するのは、つまり、本来見るべき現場が、自分たちで作ってないから。

一緒に作る。現場も当事者になる。その時、初めて「使われるダッシュボード」になる。

【次回予告】 現場と「一緒に作る」ことで、データを通じて人が動き出す。その感動的なプロセスをいくつも経験するうちに、私自身の脳内にも決定的な変化が起きていました。データ分析を学んで、一番変わるもの。それは技術ではなく、世界を見る「視点」でした。

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