【Tableauの話】実務シーンあれこれ
1. セット(セットアクション)
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シーン: 「特別扱いしたい顧客リスト」
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例: 師匠のいたお店で「今月のVIP客10人」にだけ特別なクーポンを送りたい時。
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役割: 全員の中から、特定の条件で「内側(イン)」と「外側(アウト)」にパキッと分ける。
2. パラメーター
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シーン: 「シミュレーションのダイヤル」
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例: 「もし灯油の価格が10円上がったら、利益はどう変わる?」と、現場で数字をカチカチ動かして予想したい時。
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役割: 計算式の中に、ユーザーが自由に変えられる「変数」を組み込む。
3. ビン(Bin)
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シーン: 「仕分け用のカゴ」
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例: 来店客を1人ずつ見るのではなく、「10代、20代、30代…」と10歳刻みのカゴに入れて人数を数えたい時。
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役割: 連続した数値を、一定の間隔で「不連続な塊」にする。
4. コンテキストフィルター
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シーン: 「お店の入り口での入場制限」
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例: 「岡山店」のデータ以外は、計算のテーブルにすら載せない!と最初に決めてしまうこと。
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役割: 他のどんな計算(LODやセット)よりも先に、データを絞り込む。
5. 表計算(RANKや累計)
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シーン: 「クラス内での相対評価」
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例: テストの点数(売上)そのものではなく、「クラスで何番目か?」や「昨日よりどれだけ伸びたか?」を見たい時。
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役割: 画面に並んでいる数字同士を比較して、順位や差分を出す。
PREVIOUS_VALUEはノコギリ型のギザギザグラフを作るとき(になりそうなとき)
灯油タンクの残量をイメージすると、この計算の凄さがよくわかりますね。
1. 灯油配達(在庫管理)のシーン
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積み上げ: 毎日、ストーブで灯油を消費します(=マイナスの売上のようなもの)。
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閾値(しきい値): 「タンクが空(または規定量)」になったら……
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リセット: 業者さんが来て「満タン」に補充します。
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Tableauでの動き: 消費した累計がタンク容量に達した瞬間に、計算をリセットして次の「空になるまでのカウント」を始めます。
2. 他にはどんなシーンで使う?
実務で出てくるのは、こんな場面です。
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予算の消化:
「100万円の予算枠」を使い切るたびに、新しい予算枠を申請するタイミングを測る。
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工場の機械メンテ:
「稼働時間が累計1,000時間を超える」たびに、部品交換(リセット)が必要になる周期を見る。
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ポイントカード:
「5,000円買うごとに500円クーポンを発行」する。5,000円を超えた分は、次のクーポンへの積み上げに回す。
3. なぜ「PREVIOUS_VALUE」が必要なの?
普通の累計(RUNNING_SUM)だと、
補充してもグラフが右肩上がりのままで、
「今、タンクにあとどれくらい残っているか?」が分からなくなっちゃうんです。
PREVIOUS_VALUE を使うことで、
「前回補充したあの日から、どれくらい使ったか」という
「現場が一番知りたい数字」を出すことができます。
