【年末プラント保全日記:第2回】「いじり」と「マウント」――現場の品格を考える
年末メンテナンス2日目。
作業も中盤を過ぎ、現場には疲労と「慣れ」が混ざり合う独特の空気が流れ始めました。今日は、そんな中で感じた「現場のコミュニケーション」への違和感について書きたいと思います。
1. 現場のミステリー「消えたボルト」と的外れな指摘
作業中、外したはずのボルトが1本見つからないという事態が起きました。
原因は、Aさんの記憶違いと、Bさんが無意識にボルトの入ったトレーの上に布を敷き、その上に別のパーツを置いて隠した形になってしまったこと。
そんな状況で、なぜか私に矛先が向きました。
「コダマさん、隠しちゃダメじゃないですか〜!(笑)」
正直、心の中では「いや、何がおもろいの?」と冷めてしまいました。
監督さん曰く、この程度の現場でなんでボルトなくなるんだ?
(ごもっとも! いつも、ワタシも同じこと思ってます!!)
こうした「いじり」は、信頼関係がある熟練者同士ならまだしも、
もしこれが新人さんや仕事で苦戦している人に向けられたものだとしたら、
ただの「吊るし上げ」です。
相手を萎縮させるだけのノリは、プロの現場には不要だと感じます。
安全のためならキレることも正義!みたいな人も嫌いです。
2. 「終わった?」という言葉の裏側
また、作業場所が分散しているときに、
自分のエリアが早く終わった作業員が、
まだ作業中の別のエリアに来てこう声をかけることがあります。
「お疲れ!ここ、まだ終わってないの?」
応援に入る気があるなら別ですが、
ただ進捗を覗き込み、冷やかすような態度はどうでしょうか。
必死に作業している側からすれば、
集中力を削がれるだけで、何のメリットもありません。
早く終わることが正義なのではなく、
「最後まで正確に、仲間を尊重して動く」ことこそが、
現場の品格ではないでしょうか。
3. 明日は運命の最終日
いろいろとモヤモヤする場面もありましたが、
今回救いなのは、元請さんが非常にしっかりした人格者であることです。
一部にルールの徹底が甘いスタッフがいても、
トップがブレずに現場を統制しようとしている。
その姿勢があるからこそ、現場は崩れずに済んでいます。
さて、いよいよ明日は最終日。
「慣れ」が一番の事故を招くと言います。
最後まで気を引き締め、周囲の雑音に惑わされず、自分の仕事を全うしてきます。
無事に「良い仕事納め」ができたと報告できるよう、
明日も安全第一で行ってきます!
という2025年12月30日のお話
