【年末プラント保全日記:第1回】極寒の現場で見た、人の温かさとプロの規律
年末の工事のできごとを振り返って今年もたくさんお仕事いただけるように頑張っていこうと思います。
世間が仕事納めのムードに包まれる中、我々プラントメンテナンスに関わる人間にとっては、そこからが「本番」だったりしますよね。
今回は、先日行ってきた年末3日間の冬季メンテナンス工事の初日の様子を振り返ります。
1. 冬の現場の「小さな幸せ」
2日目の工程から合流したのですが、そこで見かけたベテラン職人さんの姿に思わず心が和みました。
10時の休憩が終わり、厳しい寒さの作業エリアへ戻る際、手元にはコンビニの袋。中にはお昼用のカップ麺。それを大事そうに持って、どこか「ルンルン」とした足取りで戻っていく背中を見て、なんだかこちらまでほっこりしてしまいました。
「寒い現場で、温かいものを食べる」
たったそれだけのことですが、過酷な環境下ではそれが最大の娯楽であり、午後の活力になる。現場の日常にある、ささやかな幸せを再確認した瞬間でした。
2. 予期せぬトラブルと、人の繋がり
冬の現場の天敵は「凍結」だけではありません。お昼休憩中、なんと車両のバッテリーが上がってしまうというトラブルが発生。
広大なプラントの敷地内、途方に暮れそうになりましたが、守衛さんに相談したところ快くブースターケーブルを貸していただくことができました。厳格なルールの中でも、困ったときには助け合える。人の温かさに救われ、なんとか事なきを得ました。
3. 「プロ意識」の差が現場を左右する
今回の元請さんは非常に人格者で、指示も的確。
我々も「この人のためにしっかり動こう」と思える素晴らしい方でした。
しかし、一方で課題も浮き彫りになった初日でした。
繁忙期の現場では、どうしても多くの外部スタッフが集まります。
そんな中、残念ながら「決められたルールの徹底」に温度差を感じる場面がありました。
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安全装備や表示物の正しい着用
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現場独自の禁止事項の遵守
これらは、慣れている人からすれば「ちょっとくらい」と思ってしまうことかもしれません。しかし、プラントにおいてその「ちょっと」は、命に関わる事故や、工事全体の停止に直結します。
何より心苦しいのは、個人の不注意であっても、最終的な責任の多くを背負うのは、我々を信頼して採用してくれた元請さんだということです。
初日を終えて
「技術がある」のはプロとして当たり前ですが、
それ以前に「現場のルールを守る」「仲間や元請さんの顔を潰さない」
というモラルこそが、本当のプロの仕事だと痛感しました。
幸いトラブルは最小限で済みましたが、
明日からはさらに気を引き締めていかなければなりません。
次回、【第2回:中日編】に続きます。
