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日常

2025/10/02

【日常の盲点】「犬のお巡りさん」に隠された、最高のカモフラージュの怖さ

街角の風景と、ふとした違和感

 

平日の午前中。
いつものように事務仕事をしていると、
心和む声が聞こえてきました。

小さな子供たちを連れた保育園の先生が、楽しそうに散歩しています。
これはすごく、いつものことです。

園児たちが一匹の犬の前で立ち止まると、
先生は『犬のお巡りさん』を歌い始めました。

子供たちの笑顔も思い浮かべられる
実に平和な日常のひとコマです。

しかし、そのとき、職業柄か、性格か
ふと別の考えが頭をよぎりました。

「この光景がもし、悪意によって利用されていたとしたら?


 

「先生と園児」が持つ、最高のカモフラージュ効果

 

ワタシたち人間は、
特定のサインや役割を持つ人に対して、
無意識のうちに警戒心を解く習性があります。

その最たるものが、
「小さな子供を連れた保育園の先生」ではないでしょうか。

  1. 警戒の対象外
    私たちは、子供を連れた人に対して「安全な人」という認識を持ちやすく、不審者として警戒することはまずありません。

    残念ながらワタシは、保育園の先生も不審者認定スタートです。

  2. 不審行為の正当化
    もし、その先生が周辺をじろじろ見ていたり、
    特定の建物の前で長く立ち止まったりしても、誰も咎めません。

    なんならとても自然な行動に思えます。

    「子供の安全確認だろう」「何か教育的な観察をしているのだろう」と
    勝手に正当化してしまうのです。

    つまり、
    もし
    犯罪を企む人間が、
    この「先生」という立場と、
    園児服(またはそれに類する服装)をカモフラージュとして悪用した場合、

    それは最高のロケハン(下見)ツールになり得ます。
    誰も警戒しない状況で、警備体制、出入口、監視カメラの位置など、
    あらゆる情報を詳細にチェックできてしまう。

    この「日常の盲点」は、ゾッとするほどの防犯上の脆弱性をはらんでいます。

    なぜそんな風に思うのか、その日の先生の
    「ここにも駐車場あるんだー」という
    観察の何気ない一言でした。

    その時、ワタシは入力作業をしながら、
    保育園の先生って、「ここにも駐車場ある」 とか言うか?
    と思ってしまったのです。


 

歌に込めた「シニカルな嘲笑」の可能性

そして、あの「犬のお巡りさん」です。

犬の前で歌うのは、先生の純粋な優しさであり、自然な行動でしょう。
しかし、ワタシの頭の中では、
これがもし、前述の「犯罪の下見」だと仮定した場合、
この歌が持つ意味が変わって見えてきました。

『犬のお巡りさん』は、文字通り「お巡りさん(警察)」が登場する歌です。

犯罪者が、警察の目を欺き、
誰も疑わない完璧なカモフラージュの下で下見を敢行している最中に、
あえて「お巡りさんの歌」を歌う。

これは、「誰も私の悪意に気づかない」という優越感
あるいは警察機構を嘲笑う(あざわらう)かのような、
シニカル(冷笑的・皮肉的)な心理の表れではないか。

もちろん、これはワタシの想像に過ぎませんが
そんなに飛躍しているとも思っていません。
先生は善意の第三者である可能性も大いにあります。

しかし、日常の平和な光景の裏側に、
もし悪意が潜んでいたとしたら、
それがどれほど見抜きにくいものになるか、
ということを痛感させられました。

ワタシたちは、「善良な役割を演じる者」に対しても、
警戒心ゼロになることの危険性を、
心のどこかで意識しておく必要があるのかもしれません。

日常の中に隠された防犯のヒント。今日一番の気づきでした。

そういえば就職活動で警備会社を受けた友達が
不審者の問題が面接で出たので
友達に出題してたのを思い出しました。

10人くらいいた中で
正解したのワタシだけだったんですよね。

警備に向いているのかな?

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