規格品だけでは対応できないところで人のチカラは必要よね
前職の工場長さんから
問題を出していただきまして
こんなんすぐに出せる
計算式できますか?
ということで
【問題】
トップの画像をご確認ください。
こちらは現場で接続する現合管の寸法取りをしてきたものになります。
150Aの配管でⒶとⒷを繋ぐのに距離がありません。
これをミニマムで加工管を作りたいです。
90°エルボと何度のエルボを組み合わせればよいでしょうか。
現合管のアイソメ図を書いていただきたいです。
補足の条件として
溶接接続
エルボとエルボを直接溶接
※この間に配管を入れない。
などがあります
数学のテストであれば
普通に三平方の定理で
斜辺ABと角度θを出して提出なわけですが
実務だと、A・Bともに厚さ22mmのフランジが入ります。
Aは下向きで直管エルボなので、無視してもよいですが
Bは奥行400mmに対して、
始点が22mmズレます(378mmとなります)
ただ
エルボの寸法を測る場合
基本的にはエルボの芯々の交点で測るため
微妙に変わってきます
ようするに
材料の規格分
直線だけで測れないということになります
そもそも
なぜこんなことをするかというと
現場の配管を取替用としたときに
結構ズレていうことがあって
特に大口径にあるあるで
大口径の場合、
1周溶接するのを1リンクというのですが
水の配管などで使われる25Aが1インチであり、1リンク
今回の問題で出ている150Aが6インチであり、6リンク
単純に1カ所で6倍違います。
工場長さんの狙いとしては
300A、350Aと言った配管で発生した時に
1個所で
300Aなら12倍
350Aなら14倍
作業工数が変わるため
この計算で改造エルボを作ることが出来ると
1個所溶接カ所が減らせるというワケです。
ワタシ独自のやり方としては
早速
GPTのo1プレビューを稼働させているのですが
プロンプトでちゃんと伝えきれていないのか
エルボってパーツの形はドーナツを1/4にカットしたような形で
ケーキやピザとは違い
中心付近は
空洞なわけです
普通に半径を間違えて出して来たり
すごく苦戦中です。
この辺りをサクッと式に出して
Excelの関数に直して
お届けしたいところですが
配管CADで描いて貰ったものを
逆算した方が
早いんじゃないかと
思えてきました