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日常

2024/07/24

「熱中症警戒アラート」が出される条件とは?

「熱中症警戒アラート」が出される条件とは?

 

 

 

 

最近よく聞かれるようになった「熱中症警戒アラート」とは,

いったいどうやって出されているんでしょうか?

 

 

 

 

環境省熱中症予防情報サイトによると,

その発表条件には以下のものがありました。

 

 

 

 

 

 

  • 都道府県内で、
    全ての暑さ指数情報提供地点における、
    翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表されます。
  • つまり「暑さ指数」(WBGT)が関係しています。
    暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)とは、
    熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。

    単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

 

 

 

 

 

うん?
この暑さ指数(WBGT)が「気温とは異なる」とはどういうことでしょう?

 

 

 

人間の熱バランスに影響の大きい

・気温

・湿度

・輻射熱(ふくしゃねつ)*

*輻射熱とは、日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱です。温度が高い物からはたくさん出ます。

 

 

 

 

 

の3つを取り入れた温度の指標 *のようです。

*正確には、これら3つに加え、風(気流)も指標に影響します

 

 

 

 

 

 

それぞれ・・

・気温 → 乾球温度計

・湿度 → 湿球温度計

・輻射熱 → 黒球温度計

 

 

による計測値を使って計算されます。

 

 

 

 

 

そして暑さ指数(WBGT)における,この3つそれぞれの割合は・・

WBGT =7 (湿球温度): 2 (黒球温度): 1  (乾球温度)

となっています。

 

 

 

 

つまり湿度の割合が圧倒的に高い。

 

 

 

 

 

 

なぜかというと、

湿度が高い場所では汗が蒸発しにくい、
身体から空気へ熱を放出すする能力が減少してしまい、

熱中症になりやすくなってしまうからです。

 

 

 

 

 

例えば、2011年7月には下記のようなデータがあります。

 

 

2011年7月6日と7月9日

最高気温は同じ32.5℃

最小湿度は7月6日が41%、7月9日が56%でした。

 

 

 

 

 

 

よって、
WBGTは7月6日が26.9で暑さ指数ランクは「警戒」、
7月9日は29.9で暑さ指数ランクが「厳重警戒」となりました。

 

 

 

 

 

では熱中症なった人の数はどれほど違って来たでしょうか?

・7月6日は50人

・7月9日はなんと94人!

が病院へ搬送となってしまったようです。

 

 

 

 

 

 

この暑さ指数(WBGT)を侮るなかれ!

ということですね。

 

このWBGTが28を超える時は特に熱中症にかかりやすくなり危ないようです!
蒸し暑い日は特に気をつけましょう。

 

 

 

 

とはいっても最近とても暑すぎるので、

気になって調べてみて気付いたのですが、

WBGT28〜30は「厳重警戒」、

31以上は「危険」というランク付けのはずが、

 

 

ここ最近は「極めて危険」というランクがあるんですね!

暑いわけですね〜!( Yahoo!天気・災害より)

 

 

 

みなさん!

涼しいところでの休息や水分補給をこまめにして

この暑い夏を頑張って乗り切っていきましょう!

(参照:環境省熱中症予防情報サイト)

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