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日常

2023/04/12

既設が完璧とは限らないから観察力が大事

既設が完璧とは限らないから観察力が大事

 

 

 

 

 

配管の修理、バルブ交換などの

工事をしていると

よくよく起きる現象アレコレ

 

 

 

 

①フランジが傾いている

②フランジ面が汚れている(いろいろくっついてる)

③フランジよりパイプが出てる(レアケース&斬新)

 

 

 

 

 

 

①フランジが傾いている

これはあるある

既設の配管自体が斜めに走ってきているので

取り替える部分の接続で

フランジの確度を合せて

全体の曲がりを修正していく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②フランジ面が汚れている(いろいろくっついてる)

粘土のある油や製品を通すプロセス配管で

よくある

 

 

 

古いパッキンが

固まってしまって くっついている

のも

このパターン

 

 

 

 

 

 

フランジ面に汚れがくっついていて

凸凹が出来てしまっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま取り付けると

凸凹のせいで産まれる

スキマから

漏れが発生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーサンダーなどで

表面を滑らかにして

接続する必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③フランジよりパイプが出てる(レアケース&斬新)

経験したことのあるパターンで

ヲイーと思ったのがコレ

 

 

 

 

 

 

通常フランジは

溶接でパイプに取り付けます。

 

 

 

 

その際に

フランジの一番奥までは

パイプを差込ません。

 

 

 

 

 

 

 

未経験者にはわかりにくいと思いますが

※参考写真

溶接すると

このナミナミ

(「ビード」と呼びます。)

ができるため

 

 

 

 

パイプは

フランジ面より

少し引いたところで

溶接をして

 

 

 

 

「ビード」がはみ出ないようにします。

 

 

 

 

 

 

それを2mmも

飛び出している既設配管があって

ダレガ ヤッタノ!?

マジでダレガ ヤタノー!?

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、

既設をディスる人もいますが

そこはグッとこらえて

※もはやコラエテイナイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

念のため

お客さんに報告&相談

 

 

 

 

 

 

コレ狙ってやってますか?

 

 

というのも、

工場はそれぞれ正確というか

設計者の意図

みたいなものが

全然違うため

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の経験を100%信じるのは良くなくて

必ずお客さんに

意図や理由を聞いた方が良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自信を持つこと

過信

は違う

と言うことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ

その時のケースは

削ってフラットにしましょう!

ということになったわけですが

 

 

 

 

 

 

 

 

取外しをしたときに

見逃して居たらと思うと

ゾッとする案件でございます。

※多分漏れます。

 

 

 

 

 

 

 

だから

既設が完璧とは限らないから観察力が大事

というお話

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