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業務改善

2026/07/05

外国人材の受け入れ、最初に知っておくべきこと

「気にはなるけど、よく分からない」の正体

人手が足りない。若手の応募も少ない。そんな中で、外国人材の受け入れを一度は考えたことがある社長さんは多いと思います。ただ、「制度が複雑そう」「言葉が通じるのか」「何から手をつければいいのか」と、分からないことが多くて足踏みしている、という声もよく伺います。

たしかに、外国人材の受け入れにはいくつかの制度があって、業種や在留資格によって条件が変わります。ここで全部を説明することはできませんが、細かい手続きの前に、受け入れる側として最初に知っておくと安心できることがいくつかあります。今日はその入り口の話をしたいと思います。

大切なのは、いきなり完璧を目指さないことです。最初に土台の考え方を持っておくだけで、その後の判断がずいぶん楽になります。

制度は「専門家に相談する」が正解

在留資格や受け入れの制度は、たびたび見直しがあり、正直なところ自社だけで正確に把握し続けるのは大変です。ここは無理をせず、登録支援機関や行政書士など、専門の窓口に相談するのが結局いちばんの近道です。

製造業や建設業では、特定の分野で受け入れができる仕組みが用意されていますし、飲食業もその対象に含まれる分野があります。ただ、どの資格が自社に合うかは状況によって変わるので、「うちの業種でこういう人を採りたい」と伝えて、専門家に交通整理してもらうのが安全です。

大事なのは、社長さんが制度の専門家になる必要はない、ということ。相談先を一つ見つけておくだけで、入り口の不安の半分はなくなります。

言葉の壁は「見える化」で越えられる

受け入れる前にいちばん心配されるのが、言葉です。でも実際には、日本語が完璧でなくても回っている現場はたくさんあります。ポイントは、言葉に頼りすぎない工夫をしておくことです。

製造の現場なら、作業手順を写真や絵で示した手順書を用意する。建設なら、危険な場所や道具の使い方を、言葉より先に図や色で分かるようにしておく。飲食店でも、盛り付けの見本を写真で貼っておくだけで、指示が伝わりやすくなります。

こうした「見える化」は、実は日本人の若手にとっても分かりやすいものです。外国人材のためにと思って整えた手順書が、結果的に会社全体の教え方を良くしてくれることも少なくありません。

それに、翻訳の道具も年々使いやすくなっています。込み入った話は無理でも、日々のちょっとしたやりとりなら、スマホの翻訳アプリで十分に通じることも多い。言葉が完璧に通じないと受け入れられない、と身構えすぎなくて大丈夫です。

「暮らし」への配慮が、定着を左右する

外国人材の受け入れは、仕事だけの話ではありません。住まいや役所の手続き、生活のルールなど、暮らしの面で困っていると、仕事にも身が入りません。

ゴミの出し方や近所づきあいのような、日本人には当たり前のことが、初めての人には分かりにくいものです。最初に生活面のサポートを少し用意しておくと、本人が落ち着いて働けて、結果的に長く続いてもらえます。受け入れる側にとっても、そのほうが安心です。仕事を教えることと、暮らしを気にかけること。この両輪で考えておくと失敗が減ります。

今日からできる、小さな一歩

まずは、地域の登録支援機関や商工会などに「外国人材の受け入れについて話を聞きたい」と問い合わせてみるところからで十分です。実際に採るかどうかは、話を聞いてから決めればいい。情報を持っておくだけで、選択肢が一つ増えます。

五月雨では、受け入れ後の手順書づくりや現場の見える化など、中小企業の業務改善やDXのお手伝いをしています。制度の相談先とあわせて、現場の準備でお困りのときは声をかけてください。

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