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日常

2026/07/19

ホームページは「作って終わり」で9割が損している

立派に作ったのに、問い合わせが来ない

「そこそこお金をかけてホームページを作ったのに、そこから問い合わせが一件も来ない」。そんな声を、中小企業の社長さんからよく伺います。

制作会社にお願いして、きれいなデザインで、写真もプロに撮ってもらった。公開したときは満足したけれど、それから数年、一度も手をつけていない。気づけば、載っている情報は古いまま。これは決して珍しいことではなくて、むしろ中小企業のホームページの多くが、この「作って終わり」の状態にあります。

ホームページは、建てて完成する家というより、手入れをして育てる庭に近いものです。今日は、なぜ「作って終わり」で損をしてしまうのか、そして大がかりなことをしなくても庭を少し手入れする方法を、一緒に考えてみたいと思います。

情報が古いと、それだけで疑われる

ホームページを見た人が最初に気にするのは、デザインの良し悪しよりも「この会社、今も元気にやっているのかな」という点です。

たとえば「お知らせ」の最新記事が3年前だったり、載っているスタッフがもう辞めていたり。訪れた人はそれを見て、「更新されていない=あまり動いていない会社かも」と、無意識に感じてしまいます。せっかく興味を持ってもらえても、そこで一歩引かれてしまうのは、もったいない話です。

製造業の会社さんで、取扱設備のページが古い型番のままになっていて、「今の設備で対応できるか不安で問い合わせをためらった」というお客様がいた、という例を聞いたことがあります。逆に、新しく導入した機械の写真を一枚載せただけで「これができるなら」と声がかかった、という話もあります。

情報の鮮度は、それだけで信頼につながるんですね。

「誰に何を伝えたいか」がぼやけている

もうひとつ、問い合わせが来ないホームページによくあるのが、「誰に向けた何のページなのか」がはっきりしないことです。

会社案内としては整っているけれど、見た人が「で、自分の困りごとを頼めるのかな」と思ったときに、その答えが見つからない。トップページに事業内容が並んでいても、それが「自分のこの悩みに応えてくれるもの」だと分かるように書かれていないことが多いんです。

飲食店なら「ランチ営業しているのか」「宴会の予約はできるのか」、建設業なら「小さな修繕でも頼めるのか」「対応エリアはどこか」。お客様が知りたいのは、立派な理念より、こうした具体的な一点だったりします。IT系のサービスでも、専門用語で機能を並べるより「こういう困りごとがある方へ」と書いたほうが、ぐっと問い合わせが増えることがあります。

手入れは、月に一度15分でいい

「更新が大事なのはわかるけど、そんな時間はない」というのが本音だと思います。でも、大がかりなリニューアルは必要ありません。

おすすめは、月に一度、15分だけホームページを開く日を決めるという手です。カレンダーに「毎月1日、HPの日」とだけ入れておく。その15分で、お知らせを一行足す、最近の仕事の写真を一枚差し替える、古くなった情報を直す。たったこれだけでも、庭は荒れずに済みます。

建設業の会社さんで、現場の写真をスマホで撮って月に数枚アップするだけにした例があります。特別なことは何もしていないのに、「施工事例を見て安心した」という声が届くようになった、と話されていました。写真は、飾らない現場のものほど信頼につながります。

今日の小さな一歩

まずは、自社のホームページを、お客様になったつもりで一度開いてみてください。「最終更新はいつか」「自分の困りごとを頼めると分かるか」。この二つを確認するだけで、次に手を入れるべき場所が見えてきます。

作って終わりにせず、月に15分だけ手を入れる。それだけで、ホームページは静かに働き続けてくれます。

五月雨でも、更新しやすいホームページづくりや、今あるサイトの手入れのお手伝いをしています。気が向いたら、覗いてみてください。

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