Tableau関連 第3回:「色+属性」の魔法。現場が「一瞬」で判断できる色の重ね方
Tableauでグラフを作っていて、こんな経験はありませんか?
「売上ランクで色分けしているけど、ここに『異常あり』のフラグも色で重ねたい。でも、色を重ねるとぐちゃぐちゃになって、結局何が重要かわからなくなる……」
現場の仲間がダッシュボードを見たとき、
0.5秒で「あ、これヤバい!」と気づけるようにするには、
色の使い方が何より重要なんです。
今日は、複数の情報を整理して「色だけをかぶせる」テクニックを、
現場の事例で紹介します。
1. 「全部に色」は、誰にも何も伝わらない
例えば、【ペットフードの品質管理】のグラフ。
工場ごとのラインを色分けして、
さらに検査結果(合格・不合格)も色分けしようとすると、
画面がレインボーになって目がチカチカしてしまいます。
これでは「献身」どころか「嫌がらせ」になってしまいます。
2. 解決策:特定の「属性」だけを際立たせる
お勧めするのは、
「ベースは1色(または控えめな色)にして、注目させたい属性だけを強調する」方法です。
【工事現場の重機稼働】での活用例
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ベース: すべての重機の稼働状況を「薄いグレー」で表示。
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属性の上書き: 「メンテナンス期限が近い重機」だけを、
パキッとした「赤」で上書きする。
こうすることで、
現場監督は「全部の重機を見る」必要がなくなり、
「赤いところだけチェックすればいい」という安心感を得られます。
【お弁当屋さんの完売予測】での活用例
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ベース: お弁当のカテゴリー(肉、魚、野菜)で淡い色分け。
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属性の上書き: 「消費期限が迫っているのに在庫が多いもの」だけを、
点滅するかのような「オレンジ」で強調。
3. 具体的なテクニック:二重軸と色の組み合わせ
Tableauでこれをやるには、「二重軸」をうまく使うのがコツです。
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同じグラフを2つ並べて「二重軸」にする。
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1つ目の軸には「ベースの色(グレーなど)」を設定。
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2つ目の軸には「強調したい属性」だけを色が出るように計算式で設定し、
サイズを少し大きく(あるいは形を変えて)重ねる。
4. まとめ:色は「判断」を助けるためにある
2026年、情報は溢れています。
でも、現場に必要なのは「情報の量」ではなく「判断の速さ」です。
会議でダッシュボードを共有するときも、あえて色を絞ります。
「ワタシが見てほしいのは、この赤い点だけです!」
とはっきり伝えるためです。
色の「足し算」ではなく「引き算」ができるようになると、
ダッシュボードは、もっと現場に優しくなります。
