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日常

2025/10/24

「書くところ」としてのCursorと「見るところ」としてのObsidian 情報の流れを最適化する

デジタル時代の知識労働者にとって、
「書く」 行為と「見る(参照する)」 行為は、

思考を形にし、知識を深めるための車の両輪です。

そして、
その二つの行為に特化したツールとして、

Cursor(カーソル)Obsidian(オブシディアン)という
2つの強力なツールに注目しています。

Cursorを「書くところ」
Obsidianを「見るところ」
と捉えることで、情報の流れは劇的に整理され、生産性が向上します。

 

1. 「書くところ」としてのCursor
創造と実行の場 ✍️

 

Cursorは、単なるエディタではなく、コードや文章を「生み出す」ための場所です。

 

💻 高速なアイデアのアウトプット

 

Cursorは、
特にAI駆動の機能により、
手を動かし、思考を止めることなく書き進めることに特化しています。

  • コーディング
    AIがコードを提案、修正、生成することで、「書く」スピードが飛躍的に向上します。ユーザーの意図を汲み取り、素早く「実行可能な形」へと落とし込む。
  • ゼロからの創造
    ブログ記事、ドキュメントの骨子など、どのような文章でも、AIとの対話を通じて、白紙の状態から具体的な内容を迅速に書き出すことができます。

Cursorは、
頭の中のアイデアが最も早くキーボードを通して具現化される場所です。

ここでは

一時的なメモ
試作品のコード
荒削りな草稿

など

「未完成」で「実行中」の情報が生まれます。

 

2. 「見るところ」としてのObsidian
知識の整理と発見の場 👀

 

一方、Obsidianは、情報を「整理し、関連付け、参照する」ための場所、
つまり「見るところ」です。

 

🧠 構造化されたナレッジベース

 

Obsidianの力は、マークダウンファイルというシンプルな形をとりながら、
そのファイル間のリンク構造によって発揮されます。

  • 永続的な知識の保管
    Cursorで生み出されたコードの解説、プロジェクトの決定事項、
    学習した概念など、「完成」して「永続化すべき」情報をObsidianに取り込みます。
  • 文脈の発見
    情報をリンクで結びつけることで、単なるファイルの羅列ではなく、
    知識同士の関連性を視覚的に「見る」ことができます。
    グラフビューはその最たる例です。

Obsidianは、私たちが過去に学び、経験し、
そしてCursorで生み出した全ての知恵が集約され、いつでも参照可能な状態
で待機している場所なのです。


 

3. 情報の流れの最適化
生産性向上のために 🔄

 

この2つのツールを「書く」と「見る」で区別することで、
情報の流れがスムーズになります。

  1. 創造フェーズ(Cursor)
    アイデア、コード、草稿を集中的に「書く」
    実行と創造に全力を注ぎ、立ち止まらない
  2. 整理・洗練フェーズ(Obsidian)
    Cursorで書き上げたコードの重要なロジック、
    決定した設計、
    学習した理論を、
    Obsidianに移動させて「見る」

    ここで情報に適切なタグやリンクを付けて文脈を与え、
    永続的な知識として整理します。

  3. 参照・再利用フェーズ(Obsidian → Cursor)
    新しいプロジェクトや記事を「書く」際、
    Obsidianで既存の知識を「見る」ことで、
    過去の知見を素早く参照し、ゼロから考える手間を省きます。

    そして、
    その知識を元に再びCursorで新たな創造を「書く」

このフローは、
作業中の脳(Cursor)長期記憶の貯蔵庫(Obsidian)を明確に分離します。

これにより、
今、集中して書くべきこと」と「すでに存在する参照すべき知識

を混同することなく、それぞれの作業に集中できるようになるのです。

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