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日常

2024/05/14

「五月雨式」とは?意味・読み方とビジネスメール例文30本【言い換えも解説】

「五月雨式にすみません」というビジネスメールの表現。「五月雨式」は「さみだれしき」と読み、物事が一度で終わらず断続的に続くことを表す言葉です。この記事では意味と由来、そのまま使えるビジネスメール例文30本、言い換え表現、使うときの注意点までをまとめました。

なんとなく使っているけれど、正しい使い方に自信がない。そんな方に向けて書いています。

ちなみにわたしたちは「株式会社五月雨」という社名の会社です。記事の最後に、なぜこの名前にしたのかもお話しします。

「五月雨式」の読み方と意味

読み方は「さみだれしき」

「五月雨式」は「さみだれしき」と読みます。「ごがつあめしき」ではありません。

「五月雨」だけであれば「さみだれ」。旧暦の五月に降る雨を指す、古くからある日本語です。

意味は「物事が断続的に続くこと」

「五月雨式」とは、物事が一度で終わらず、間を置きながら断続的に続く様子を表す言葉です。

降ったり止んだりを繰り返す長雨のように、連絡や作業が途切れながらも続いていく。そんな状態を指します。

ビジネスの場面では、報告や依頼が何度かに分かれてしまうときに「五月雨式に失礼いたします」のように使われます。

「五月雨」と「五月雨式」の違い

言葉 意味 使われ方
五月雨(さみだれ) 旧暦五月に降る長雨。現在の6月頃の雨、つまり梅雨のこと 季語・文学的な表現
五月雨式(さみだれしき) 物事が断続的に続くさま ビジネスの慣用表現

もとは同じ「長雨」から来ていますが、「五月雨」が自然を表す言葉であるのに対し、「五月雨式」は物事の進み方を表す言葉として使われます。

「五月雨式」の由来

旧暦の五月は、現在の暦でいうと6月頃にあたります。日本ではちょうど梅雨の時期です。

この時期の雨は、一日中しとしと降り続けたかと思えば、ぱたりと止み、また降り出す。この「降ったり止んだりが続く」性質が、断続的に物事が起こる様子の比喩として使われるようになりました。

松尾芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」という句も、この長雨を詠んだものです。日本人が昔から親しんできた言葉が、そのままビジネス用語として残っているというのは、少し面白いところだと思います。

ビジネスメールでの使い方【例文30本】

そのままコピーして使える例文を、場面ごとにまとめました。

連絡・報告が続くとき

  • 五月雨式のご連絡となり恐縮ですが、下記の件について追加でご報告いたします。
  • 五月雨式に失礼いたします。先ほどの件で1点補足がございます。
  • たびたびのご連絡となり恐れ入ります。五月雨式で申し訳ございません。
  • 五月雨式のご報告となってしまい恐縮です。進捗を随時お知らせいたします。
  • 本日何度もご連絡してしまい恐れ入ります。五月雨式となり失礼いたしました。
  • 五月雨式で恐縮ですが、先ほどのメールに追記がございます。

質問が続くとき

  • 五月雨式のご質問となり恐れ入りますが、もう1点確認させてください。
  • 続けての質問で恐縮です。五月雨式となり申し訳ございません。
  • 五月雨式に伺ってしまい恐れ入ります。あわせてご教示いただけますと幸いです。
  • 先ほどの質問に加えて、五月雨式で恐縮ですが下記もご確認いただけますでしょうか。
  • 五月雨式のお問い合わせとなり失礼いたします。追加で1点ございます。
  • 何度も伺うかたちとなり恐縮ですが、五月雨式にご質問させてください。

資料や納品を分けて送るとき

  • 五月雨式の送付となり恐縮ですが、残りの資料をお送りいたします。
  • 準備でき次第、五月雨式にお送りする形で差し支えございませんでしょうか。
  • 五月雨式で申し訳ございませんが、先に一部のみお送りいたします。
  • 資料が揃い次第、五月雨式にご共有させていただきます。
  • 分割してのご送付となり恐れ入ります。五月雨式で失礼いたします。
  • 五月雨式の納品となりますが、ご確認いただけますと幸いです。

依頼を追加するとき

  • 五月雨式のご依頼となり恐縮ですが、追加で1件お願いできますでしょうか。
  • 先ほどのお願いに続けて恐れ入ります。五月雨式で申し訳ございません。
  • 五月雨式にお願いするかたちとなり恐縮です。ご対応いただけますと助かります。
  • 追加のご依頼で恐れ入ります。五月雨式となってしまい失礼いたします。
  • 五月雨式のご相談となり恐縮ですが、下記もあわせてご検討ください。
  • たびたびのお願いとなり恐れ入ります。五月雨式で失礼いたします。

社外・目上の相手に送るとき

  • 五月雨式のご連絡となりまして、誠に申し訳ございません。
  • 再三のご連絡となり恐縮に存じます。五月雨式で失礼いたします。
  • 五月雨式にご連絡を差し上げるかたちとなり、心よりお詫び申し上げます。
  • お忙しいところ五月雨式のご連絡となり、大変恐縮でございます。
  • 五月雨式のご報告となりますこと、何卒ご容赦くださいませ。
  • 度重なるご連絡となり誠に恐れ入ります。五月雨式で失礼いたしました。

「五月雨式」を使うときの3つの注意点

1. 「五月雨式」自体に謝罪の意味はない

これが最も間違えやすいところです。「五月雨式」は状態を説明する言葉であって、謝罪の言葉ではありません

「五月雨式です」とだけ書くと、事実を述べただけになってしまいます。お詫びの気持ちを伝えたいときは、必ず「申し訳ございません」「恐れ入ります」「失礼いたします」といった言葉を添えてください。

2. 話し言葉には向かない

「五月雨式」は基本的に書き言葉です。会話や電話で使うと、少し堅苦しく聞こえます。口頭であれば「たびたびすみません」「何度も失礼します」のほうが自然です。

3. 相手が意味を知らない可能性がある

誰もが知っている言葉ではありません。若い方や、日本語を母語としない取引先には伝わらないこともあります。相手によっては、次に挙げる言い換え表現を使うほうが確実です。

「五月雨式」の言い換え表現

言い換え ニュアンス 向いている相手
たびたび恐れ入りますが やわらかく、幅広く使える 誰にでも
重ねてのご連絡となり恐縮ですが ややあらたまった印象 社外・目上
続けてのご連絡失礼いたします 簡潔で読みやすい 社内・親しい取引先
再三のご連絡となり恐れ入ります 回数が多いときのお詫び 社外・目上
分割してのご送付となり恐縮ですが 資料や納品を分けるとき 誰にでも

迷ったら「たびたび恐れ入りますが」を選んでおけば、まず失礼にはなりません。

よくある質問

「五月雨式に」と「五月雨に」はどちらが正しいですか?

ビジネスの慣用表現としては「五月雨式に」が一般的です。「五月雨に」は本来、雨そのものを指す言い方になります。メールで使うのであれば「五月雨式に」を選んでください。

目上の人に使っても失礼になりませんか?

失礼にはあたりません。ただし「五月雨式」だけでは謝罪になっていないため、「申し訳ございません」「恐れ入ります」を必ず添えてください。相手が意味を知らない可能性を考えると、より確実なのは「たびたび恐れ入りますが」といった言い換えです。

謝るときは何を添えればいいですか?

「五月雨式のご連絡となり恐縮ですが」「五月雨式で申し訳ございません」のように、お詫びやクッションの言葉を組み合わせます。回数が多くなってしまったときは「再三のご連絡となり誠に恐れ入ります」とすると、より丁寧な印象になります。

英語ではどう表現しますか?

ぴったり対応する単語はありません。状況に応じて「Sorry for the multiple emails.」「Apologies for sending this in pieces.」「Thank you for your patience with my repeated messages.」などと表現するのが一般的です。

ところで、なぜ社名が「五月雨」なのか

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。最後に少しだけ、わたしたちの話をさせてください。

株式会社五月雨は、愛知県海部郡蟹江町で配管・製缶・保温・機器据付を手がけている会社です。2022年11月7日に創業しました。

社名を決めるとき、思い浮かべたのは前職での日々でした。わたしはもともと配管工事の会社にいて、長くお世話になっていたお客様がいました。そのお客様の社名には「継続性」を意味する言葉が入っていたのです。

続くこと。途切れないこと。工事の世界では、一度きりの取引で終わる仕事はほとんどありません。設備は動き続け、傷み、また直すときが来る。そのたびに声をかけていただける関係が、この仕事の土台です。

それに、わたしたちが扱っているのは配管です。水や蒸気を通す仕事ですから、水のモチーフを入れたいという思いもありました。

そしてもうひとつ。いつか海外にも出ていきたいと考えていたので、日本語の名前にしようと決めていました。海の向こうで「サミダレ」と呼ばれる日が来るかもしれない。そう思うと、少し楽しくなったのを覚えています。

降ったり止んだりを繰り返しながら、それでも続いていく雨。五月雨という言葉には、そういう粘り強さがあります。派手ではないけれど途切れない仕事をしていきたい。そんな願いを込めた社名です。

おかげさまで、創業から3年8ヶ月で537件の施工実績を重ねることができました。配管・製缶・保温・据付と、工種の異なる工事を一社でまとめてお引き受けできるのがわたしたちの特徴です。対応エリアは愛知・岐阜・三重(そのほかの地域もご相談ください)。

工場やプラントの設備でお困りのことがありましたら、調査だけでもお気軽にご相談ください。

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