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日常

2026/02/18

設備担当が辞めた。引き継ぎゼロで工場を回す方法

「あの人しか知らない」問題

工場の設備のことは設備担当に任せている。
配管の経路も、ポンプの型番も、業者の連絡先も、全部あの人の頭の中。

──で、その人が辞めました。

引き継ぎ? ありません。
マニュアル? ありません。
設備台帳? 何それ?

これ、中小企業の工場では本当によくある話です。

生産管理などで優秀だった人を急に新工場長にアサインするパターンも多いです。
設備や工事は未経験なのに、ある日突然「全部お前に任せた」と言われる。

ひとことで言うと、無計画です。

でも、起きてしまったものは仕方ありません。
ここからどう立て直すかが大事です。

まずやるべきこと:見える化

引き継ぎゼロで設備担当になってしまったら、
最初にやるべきことは設備の見える化です。

ステップ1:設備リストを作る
工場内のすべての設備をリスト化します。
ポンプ、配管、バルブ、ボイラー、コンプレッサー、電気設備……。
銘板(機器に貼ってある金属プレート)をスマホで撮って、メーカー名・型番・設置場所を記録するだけでいいです。
Excelでもノートでも構いません。

ステップ2:最終メンテナンス日を控える
わかる範囲で、各設備の最後にメンテナンスした日を記録します。
わからないものは「不明」と書いておく。
「不明」が多い設備ほど、リスクが高いと判断できます。

ステップ3:場内を歩いて異常を探す
目視と聞き取りで、設備や配管の異常を検知します。
漏れている箇所、異音がする設備、錆がひどい配管。
どこの何が不調であるかを見える化するところからです。

「全部自分でやる」をやめる

設備担当が辞めたからといって、後任が全部自分でやる必要はありません。

中小企業の工場で設備を一人で全部見るのは、そもそも無理があります。
配管、電気、機械、ボイラー
──全部の専門知識を持っている人なんて、そうそういません。

外注できるものは外注する。 これが現実的な解です。

  • 配管の修理・点検 → 配管業者
  • 電気設備の点検 → 電気工事業者
  • ボイラー・圧力容器 → 専門の保守業者
  • 日常的な異常検知 → 自分たちでやる

「何を自分でやって、何を外注するか」を整理するだけで、かなり楽になります。

属人化は結局する。だからマニュアルが大事

正直に言うと、属人化は結局します
誰かが設備を見続けていれば、その人にしかわからない勘所は必ず生まれます。
これを完全にゼロにするのは非現実的です。

だからこそ、マニュアル(手順書)を残す工夫が大事です。

ポイントはナンバリングです。
「手順1→手順2→手順3」と番号をつけて、
順番通りに進めれば不具合解消やリセットができるように書いておく。

文章で長々と書くよりも、
「1. これをやる 2. 次にこれ 3. ダメならここに電話」くらいシンプルなほうが、
実際に使えます。

また、業者とのコミュニケーション手段も複数持っておくと安心です。
電話だけでなく、LINEやSlack、Chatworkなど、
やり取りが記録に残るツールを使えば、「前回何を頼んだか」が後から確認できます。

掃除が第一歩

属人化対策とは遠いところに聞こえるかもしれませんが、
毎日キチンと掃除をすること。これが設備管理の第一歩です。

掃除をしていると、設備の変化に気づくようになります。
「ここ、前は濡れてなかったのに」
「この音、昨日はしなかった」。
毎日同じ場所を見ていると、小さな異変がわかるようになります。

高度なセンサーや点検ツールより前に、まず掃除。
これだけで突発トラブルの予兆を拾える確率がぐっと上がります。

まとめ:引き継ぎゼロでも立て直せる

  • 設備リストと最終メンテナンス日を把握する(見える化)
  • 全部自分でやろうとしない(外注の切り分け)
  • 手順書はナンバリングでシンプルに
  • 掃除を毎日やる(異変に気づく力がつく)

設備担当がいなくなっても、工場は回せます。
「全部自前」をやめて、外の力を使う判断ができるかがカギです。


設備担当の代わりに定期点検を外注するケースも増えています。
「何を外注していいかわからない」という相談からでもOKなので、五月雨まで気軽にご連絡ください

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