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工事・設備

2026/02/12

ポンプが突然止まった!原因の切り分けと復旧までの流れ

ポンプが止まったらまず確認する箇所

朝一番で工場に来た際、ポンプが動いていないことがあります。
昨日の夜までは普通に動いていたのに、という状況です。

このような時、まず確認していただきたいのは電気まわりです。

ブレーカーが落ちていないか、
サーマルリレー(過負荷保護装置)がトリップしていないかを見てください。

意外とこれだけで解決することもあります。

サーマルが落ちている場合はリセットボタンを押せば復帰しますが、
「なぜサーマルが落ちたのか」を考えないと、また同じことが起きてしまいます。

電気に問題がなさそうであれば、次はポンプ本体を確認します。

  • モーターは回っているか ── 音がしているか、振動があるか
  • 回っているのに水が出ない ── エア噛み、弁の閉め忘れ、フィルターの詰まり
  • 異音がする ── ベアリング、インペラ(羽根車)の破損
  • 漏れがある ── パッキン、メカニカルシールの劣化

ひとつずつ確認していくと、だいたいどのあたりに原因があるかが見えてきます。

よくある原因(そして意外な原因)

ポンプが止まる原因で多いのは、やはり経年劣化です。
パッキンが痩せてきた、ベアリングが摩耗した、インペラが腐食したなど、
長年使っていれば、どこかしらにガタが来ます。

ただ、「単純な原因」というのは実はあまりなくて、
だいたいは何かしら複合的な要因が絡んでいます。

ところで、ポンプ自体ではなかったのですが、
意外な原因として印象に残っているのがネズミが電線をかじっていたケースです。

設備が突然動かなくなり、機械側をいくら調べても異常がありませんでした。
結局、制御盤につながるケーブルをネズミが執拗にかじっており、断線していたのです。

工場には、意外とネズミが入ってきます。

特に食品関係でなくても、冬場は暖かい場所を求めてやってくるようです。

電線の被覆はネズミにとってちょうどいい歯ごたえらしく、
かなりの頻度でかじられています。

機械本体に異常がないのに動かないときは、
配線ルートも見てみると原因が見つかることがあります。

ポンプ選定ミスの怖い話

これはトラブルというより「未遂」の話ですが、教訓になるのでご紹介します。

ポンプの設置工事を行うことになり、
材料屋さんがポンプを選定・発注してくれました。

ところが確認してみたところ、
現地の配管と口径が違うポンプを発注しそうになっていました

配管の口径とポンプの口径が合わないと、当然そのままではつながりません。
異径の継手を噛ませれば物理的にはつながりますが、
流量や圧力の設計がズレてしまいます。

最悪の場合、
設置してから「思ったように流れない」「圧力が足りない」となって、
やり直しになってしまいます。

幸い、このケースは発注段階で気づいて社内で解決できました
でも、もし気づかずにそのまま現場に届いていたら……
据付工事の当日に「あれ、つかないぞ」となるところでした。

ポンプ選定は「型番を伝えて終わり」ではなく、
現地の配管口径、流量、揚程(どの高さまで上げるか)を必ず照合します

ここを誰かに任せきりにすると、このようなことが起きてしまいます。

 

復旧を早くするための事前準備

突発トラブルの際、復旧が早い工場と遅い工場の違いは「準備」にあります。

 

すぐできる準備:

  • ポンプの型番・メーカー・仕様を一覧にしておく(手書きでも構いません)
  • 設置場所と配管ルートの写真を撮っておく
  • 前回の修理記録を残しておく(日付と内容だけでも十分です)

トラブルが起きてから「あのポンプ、型番は何だったかな?」
と探し回る時間はもったいないですよね。

銘板(ポンプに貼ってある金属のプレート)をスマホで撮っておくだけで、
業者への問い合わせが格段に早くなります。

あと、業者の連絡先を現場に貼っておくのも地味に効果的です。
担当者がお休みの日にトラブルが起きても、誰でも電話することができます。

予備品を持っておく重要性

「予備なんて場所を取るだけだ」と思われるかもしれませんが、
ポンプの突発停止で生産ラインが止まったときの損失を考えると、
予備品のコストなんて微々たるものです。

特に持っておいていただきたいのは、パッキンと同サイズのポンプです。

パッキンは消耗品で、劣化すると漏れの原因になります。
安い部品ですので、予備を数セット持っておいて損はありません。

交換も比較的簡単で、少し慣れた方ならご自身で作業できます。

そして、
ラインの要になっているポンプには、同じサイズの予備ポンプを1台持っておくことです。
これがあれば、壊れたポンプを外して予備に付け替えるだけで復旧できます。
壊れたほうは後からゆっくり修理すればいいのです。
この「入れ替え方式」が、ダウンタイムを最小限に抑える一番確実な方法です。

予備ポンプまでは予算的に厳しいという場合でも、
せめてパッキンとベアリングだけは在庫しておくと、
いざというときの復旧スピードが全然違います。

原因がわからないときは、状況を教えてください。
お電話で一緒に切り分けることもできます。

「とりあえず止まっているのだけれど」という段階からで大丈夫ですので、
五月雨まで気軽にご連絡ください。

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