五月雨式新規入場者教育
五月雨式新規入場者教育
工事に入る前
各社
新規入場者教育
というものがあります。
いわゆる
そこの会社を元請けとして入る時に
下請さんが受ける教育です
問ういうワケで
当社の新規入場者教育から
意外と出来てない
なぜかその有用性を理解してもらえない
というものをいくつか抜粋してみます。
- 序論
- 挨拶と自己紹介現場のお客さん、現場監督、作業者それぞれ役割を確認する。
服装やヘルメットで判断することが多く
○○(会社名)さん
って声をかける人も多い気がします。
大きい現場などでは、理解出来ますが
そうでない場合は
しっかり名前でお声がけしたいと考えています。
事故が起きた時だけ
仲間が一人亡くなりました
みたいな
会議を開くのは
違和感を感じます
名前も知らないだろうに・・・
- 教育の目的安全で効率的な作業環境の確保と、
新入場者の不安を解消するための教育であることを説明。教育ってのが
上からな表現になる気がして気になっています
ただ、業界用語で
新規入場者教育
が浸透してしまっているので
致し方ありません。
- 工事の概要
- 何をするための工事なのか工事の目的を明らかにすることで、行動方針を立てやすくする。
次に必要な道具、準備しておけるからね - 作業範囲どこからどこ、何から何までが工事の対象範囲なのか確認する。どこまでやったら今日は終わりなのか
ゴールを理解しているのと、理解していないでは
作業スピードが違う知ってる方が、断然早い
- 安全衛生教育
- 基本的な安全ルールヘルメット、安全靴、安全帯などの個人保護具(PPE)の使用方法。
PPEって何?
排他的経済水域?
(それは、EEZ:Exclusive Economic Zone)
PPEとは
個人用防護具 personal protective equipment
パーソナル プロテクティブ イクイップメント
のこと
- リスクアセスメント作業前のリスク評価とその重要性。何があって、なぜ危険なのかを認識する
【例】
密閉空間だから酸欠に注意、爆発に注意
高所作業だから墜落に注意
穴が空いているから墜落注意
回転体を扱うから、電源入り切りの声かけ注意
3tの物を吊るから、下には入らないように!など
火を使うから、休憩や撤収時は、監督者が必ず残火確認
粉体工場は、粉が可燃物だとサンダーの火の粉でも余裕で着火するので注意
粉塵爆発という現象も理解しておきましょう
- 緊急時の対応火災、怪我、ガス漏れなどの緊急事態における対応手順。監理監督者が常にアンテナを張って異常を検知することも大事。
- 作業手順と標準作業手順書(SOP)
- 作業の流れ日常業務の流れを説明
(例:朝のミーティング、作業開始前の点検、作業中の安全確認)。 - SOPの確認と遵守:各作業における標準作業手順書の重要性と、その遵守の徹底。
SOP(Standard Operating Procedures)とは、
標準作業手順書のこと
スタンダード オペレーティング プロシージャーズ
- 服装と標準装備
- 服装
- 作業服:長袖・長ズボンの作業服を着用し、肌の露出を最小限に抑える。
- 作業手袋:手を保護するための作業用手袋を常に着用。
- 保護眼鏡:目を保護するために、特に溶接作業時には保護眼鏡を使用。
- その他の防護具:必要に応じて防塵マスクや耳栓を使用。
- 標準装備
- ヘルメット:頭部を保護するための堅固なヘルメットを常に着用。
- 安全靴:鉄製のつま先保護が付いた安全靴を使用し、足の保護を徹底。
- 安全帯:高所作業時には安全帯を必ず装着し、落下防止を図る。
- 反射ベスト:視認性を高めるために反射ベストを着用することもある。
- 工具と機械の使用方法
- 基本的な工具の使い方:
メガネ:一番力入る
スパナ:メガネと違って横から、入れられるので狭いところで使う
メガネやインパクトレンチと組み合わせて押さえるようで使う
シノ:ボルト穴にグサッと刺して、穴位置を調整するときにも使う
ラチェットとも呼ばれ、ボルトを締めるのにも使う
スクレーパー:張り付いた汚れを剥がしたりするのによく使う
レバーブロック:初心者の頃はチェーンブロックと呼び名が似ているため、
訳わからないときある。レバーブロックもチェーン付いてるし
250kg、500kg、750kg、1t
を使うことが多い
使う時の音は、カチカチカチ カチカチカチ
チェーンブロック:1t、2tクラスやロングと言ってめっちゃ長いのもある
高さがある場合は、レバーブロックでは届かないので
チェーンブロックを使うことが多い
使う時の音は、ジャー ジャーもしくはジャラジャラ、コトコトなど
電動工具系
バンドソー:配管も鋼材も、セットしたら切っておいてくれる便利な子
初心者でも扱いやすい
サンダー:切る、削る、キレイにするで刃を変えて色々使う
火の粉を目に入れないように、バイザー使ってね(もしくはゴーグル)
セーパーソー:配管や鋼材ぶった切りなどに使う
火の粉が出ないので、火気NG現場にも使える
刃がお高い
電池式より、100Vでコード式のがパワーがあるし安定と思っている
インパクトレンチ:ボルトを締めたりするのに重宝
威力を調整したりできるので
締め付けるものが、塩ビだと弱めにしないと割れる
- 機械の操作
TIG溶接機(ティグニーはエンジン付き、ポータブルは現場の200Vへ接続)
アーク溶接機(ウェルダー)
の基本的な操作方法と安全対策。
線のつなぎ方とアースの取り方をまず覚える
ガス切断機
- 重機の操作
高所作業車 垂直式
高所作業車 トラックタイプ(スカイマスター)
4tユニック
フォークリフト
などが
よくよく使われるもの
免許が必要です。
- 環境保護
- 廃棄物管理:廃棄物の適切な処理方法とその重要性。
- 環境への影響:配管工事が環境に与える影響と、それを最小限に抑えるための取り組み。
- 質疑応答
- オープンディスカッション:参加者からの質問を受け付け、疑問点を解消する時間を設ける。
質問ありますかー?で質問できる人も少ないので
質問を吸い上げる工夫が必要。
- 最後に
- 振り返りと確認:教育内容の重要ポイントを再確認し、理解度を確認するためのクイズやテスト。
- 連絡先情報の提供:講師や安全担当者の連絡先を提供し、何かあった際の連絡方法を説明。
付録として渡すもの
- 参考資料:配管工事のガイドライン、法令、標準作業手順書(SOP)のサンプル。
- チェックリスト:作業前の点検リスト、安全確認リストなど。
こんな内容をさらに
削ったり、増やしたり
読みたいと思えるような工夫をして行きたいと思います。
情報量が多すぎる💦