配管から漏れてたらいくら損するか計算してみた
配管漏洩がどの程度モッタイナイかを調べてみました
40Aの蒸気配管から、ぷっしゅ~と漏れがあったとします。
40Aというのは口径(太さ)で
圧力は10k以下とします。
一般的な漏洩率を0.2kg/秒
と仮定します。
年間の損失時間は
3,153万6,000秒
エネルギー単価を
1kWhあたり 10円と仮定します。
(1 kWh = 3,600 kJ)
年間損失エネルギーの計算
漏洩量 = 0.2 kg/秒 = 2,800 kJ/kg
年間の損失エネルギー = 0.2 kg/s × 2,800 kJ/kg × 31,536,000 秒=17,656,320,000 kJ
176億5,632万kJ
電力量に変換:
年間損失エネルギー (kWh) = 17,656,320,000 kJ / 3,600 kJ/kWh = 4,904,533 kWh
490万4,533kWh
経済的損失
エネルギー単価 = 20円/kWh
経済的損失 (円) = 4,904,533 kWh × 20円/kWh = 98,090,660円
9,809万660円
実際のお客さんの工場の配管漏れを計算する時は
漏れている箇所の
- 配管の口径
- 平均的な圧力
- 稼働時間(年間)
- 工業用電力単価(料金)
- 漏洩量の仮定
を調べて出しましょう
1個所漏れているだけで
年間で9,800万円も損しているなら
間違いなく
配管漏洩は今すぐ直した方が
損しません。
というわけで
配管直しましょう!
良い職人さんと参りますので
気軽にお声がけくださいね。